わたしの名は、撫子(なでしこ)。
あれやこれやの想いに陶酔する自分は、頭がおかしいのではないかと罪悪感に苛まれながら大人になりました。
類は類を呼ぶのか、少しずつ少しずつ、妄想は実際に身体に刻み込まれ、妄想は益々膨らみ身体は叫んでいる。
『もっと...。もっと...!!』
他の女性は違うのかな?
あんなことや、こんなことをしたいと思わないのかな?
自分の想いや身体が不思議で、心は、いたたまれなかった。
最近、やっと...。そう、やっと。
妄想を超えた、厭らしい身体になってしまったけれど、それでも良いのだと自分に許しを与えることが出来るようになりました。
わたしの名は、なでしこ。
花になった、わたしの物語を、少しずつ、気まぐれに、過去を振り返りながら、つらつらと書き連ねてゆきます。